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平成27年度 10月研修見学会

10月21日、22日の2日間で宮城県女川町、南三陸町へ東日本大震災の復興を学ぶ研修見学会を行いました。

会員31名事務局1名の32名で伊丹空港から出発、仙台空港からバスに乗り2時間ほどで女川町の「きぼうのかね商店街」に到着。

ここは仮設の商店街でありながら、地元の特産品が多数並ぶ非常に活気のある様子でした。

車中、女川町観光協会様より被災地の説明を受けながら「復興まちづくり情報交流館」へと移動。自らも被災者であられる遠藤館長よりご講話をいただきました。震災直後の町の状況や復興にむけての取り組みなど、多くの課題や希望について学ぶ事の出来る機会となりました。中でも、30代や40代の青年層が先頭に立って復興に取り組むことが、これからの長い道のりを支える基礎であるという話の中に、若い館長の想いを感じました。

その後、津波の被害を奇跡的に免れた蒲鉾の製造業者である「蒲鉾本舗高政」を訪問。菊池部長よりご講話をいただきました。当時、電気や水道が使えない大変な苦労の中で工場を稼働し、被災者への救援活動として蒲鉾をトラックに積み配っていたお話や、被災地の活性化や雇用創出を目的とした地元の新工場にまつわるお話など、事業者が復興に取り組む姿勢を学びました。

2日目は南三陸町にて震災の語り部である芳賀タエコ様よりご講話をいただきました。親族や親しかった近所の方々が津波で犠牲になられた当時の様子から、実際に被災した施設の説明などを通じて津波の恐怖や、備えるべき取り組みについて改めて考える機会となりました。また、女川町、南三陸町で細越会長から献花をしていただき、全員で黙祷させてもらいました。

 

今回の訪問で町の復興に向けての作業や現地の方々のお話を聞く中、自然と涙が流れ、被災者の方々にお悔やみ申し上げて参りました。

いつどんな災害が起こるか、その時にわれわれのできることは何か、生きることの大切さを学ぶことができた研修見学会となりました。

 

(広報委員会 石橋 伸也)

日時 平成27年10月21日(水)~ 平成27年10月22日(木)
場所 宮城県女川町、南三陸町
備考 担当 研修見学会

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