平成23年11月17日(木)高槻商工会議所4F大ホールにて、会員６０名の出席のもと、青年部11月例会を開催致しました。国歌斉唱、網領朗読、指針唱和の後、杉岡会長より10月研修旅行での直島のリサイクル事業や現代アートについての感想や体験のお話がありました。また広報委員会　岩井敬くんの「私のプラス」では、日常を通じた体験から「家族」の温かさを伝えてくれました。

今月は講師に、プロサッカークラブ「ガンバ大阪」代表取締役　金森喜久男氏をお招きし、「Jリーグの運営手法やPR活動」というテーマでご講演頂きました。 冒頭では、成長している企業は社員間で名前を呼ぶ時、役職名はつけないという話から始まり、全世界統一ルールであるサッカーの歴史や中国のスポーツ戦略について述べられました。

中国では、ワールドカップで優勝して国威を示すことを国家戦略としている一方、日本ではスポーツを手段として、国をまとめようという発想がないという事を他国の例を出し説明して頂きました。

また、お客様・サポーター・チームという無形資産を保護するため、スタジアムを近代化し、お客様・サポーターが快適に安全に観戦できる環境を構築すること、選手の年俸をアップさせるなど経営のトップが自ら会社方針、方向性を明確に示す必要があるとおっしゃられました。 最後に、ガンバ大阪では「お客様が第一」の基本方針のもと、

1､ 安全・安心に楽しむ環境作り
2､ 強いチーム作り
3､ スポーツ事業の根源(grass roots)

の3つの取り組みに力を入れていると述べられた後、
金森氏より、「お客様、サポーター、選手」に感謝の念を常に持っているという言葉を熱く語られていたのが印象的でした。サッカーというスポーツ事業を通じて地域を活性化させるという精神は、我々青年部メンバーにも非常に参考となる素晴らしい講演内容となりました。

例会終了後、臨時総会が行われ、平成24年度会長に中章一君をはじめとし次年度の役員選出が承認されました。

（広報委員会　山中　義之）