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平成30年度 10月研修見学会を行いました

平成30年10月16日(火)・17日(水)の2日間、会員34名参加のもと、10月研修見学会として、熊本県を訪問いたしました。

朝7時20分に新大阪駅に集合し、九州新幹線にて一路熊本へ。中野会長の、「昔は九州が随分遠く感じていたのに、より身近に来られるようになったものですね」との挨拶通り、3時間ほどで熊本へと到着しました。そして到着後、路面電車にて震災の大きな被害のあった熊本城の見学へ向かいました。熊本城は修復中の為、隣接する市役所の上階からの見学を行い、その後、大きく崩れた石垣などを間近で拝見しました。ガイドの方から修復には20年以上かかること、当たり前だった風景がある日突然失われる寂しさなどをお聞きしました。

その後、熊本商工会議所へ伺い、地震当時の体験を熊本商工会議所青年部の惠濃喜朗氏よりお話いただきました。

震災直後の混乱の中、配給や避難者の生活の安定に大変ご苦労されたそうですが、自治協議会やPTAなどとの日頃の繋がりのおかげで、役割を分担しながら避難所の運営が出来たそうです。今後は、既存の組織だけではなく、防災クラブの設立や避難所対応マニュアル等の作成、SNSの積極的な活用が必要とおっしゃっていました。

講演後、お楽しみの懇親会は県内有数の老舗料理店の青柳さんで行いました。馬刺し、からし蓮根やだご汁といった名物料理に舌鼓をうち、熊本甚句花柳界お座敷唄)の『おてもやん』と舞を披露していただきました。

2日目は震源地の間近にある再春館製薬所へ見学に伺いました。当時は社員やその家族の生命を最優先し、周辺住民の避難所として敷地を提供するなど支援を行われ、復旧活動に全社で取り組まれたそうです。平時のBCP作成の重要性を実感しました。

その後、各自で土産物屋を巡り帰路につき、新大阪駅にて解散いたしました。

青年部も、今以上に地域との繋がりを密にしていかなければならないなと強く感じた今回の研修見学会でした。

 

広報委員会 式見 昌樹

日時 平成30年10月16日(火)7:20~17日(水)20:00
場所 熊本県
備考

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