
青年部では、11月13日、チベット出身の声楽家バイマーヤンジン氏を講師としてお招きし、「四世代同居奮闘記」というテーマで11月公開例会を開催しました。
バイマーヤンジン氏は、1994年来日後、チベットの音楽、文化、習慣などを紹介するため、全国的にコンサート活動を行なう声楽家であると同時に、「故郷の子供たちに教育を!」とはじめたチベットの学校建設活動では、9つの小学校とひとつの中学校を開校させるなど、慈善活動においても大きな成果をあげられています。
今回は、講師にとって、全くの異文化である日本で、しかも日本人である夫とその両親・祖母・そして自らの子どもという四世代同居の中で感じた「家族のあり方」、「絆」についてご講演頂きました。言葉、食べ物、習慣などあらゆる文化の違いを乗り越え、心の通う家族の絆を築くに至った経緯を、ユーモアたっぷりに語る講演に、会場は幾度となく笑声に包まれながらも、同時に、絆を深めるためには「自分が変わる、自分から歩み寄ることが大切」と語る氏の講演に会場は深い感銘を受けました。文化の壁を意識することを通して、自分自身との違いを理解し、相手を認め、それを乗り越えていくことは簡単なことではないと思いました。
この有意義な時間を、58名の青年部会員と116名もの市民の皆さまが共有できたことで高槻商工会議所青年部として、活動の一部を市民の皆様にご理解頂けたのでないかと思います。
広報委員会 宮崎 裕生